NHKの桑子真帆アナウンサーが28日、「おはよう日本」の終了直前トークで、続く連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」への〝送り〟で日本テレビ系ドラマ「真犯人フラグ」で話題のセリフを使った。

 朝ドラ送りといえば高瀬耕造アナの代名詞とも言えるが、この日は出演を休んだ。代わって桑子アナが「算太(失踪していた初代ヒロインの兄=濱田岳)が先週戻ってきましたね。注目していた自分とすると『オッ』と思いましたけど、今日の注目は五十嵐か、虚無蔵か。どっち?」と見どころを伝えた。

 この日の放送では、時代劇のオーディションでベテランの虚無蔵(松重豊)と若手の五十嵐(本郷奏多)の大部屋俳優同士が役を争うシーンがストーリーの焦点だった。そこを指摘した桑子アナの「どっち?」にネットが反応した。

「どっち?」は日曜夜に放送されている「真犯人フラグ」に登場する阿久津刑事(渋川清彦)が聞き込みなどで使うセリフで、お約束のように発せられる。桑子アナは同じ言葉を使ったばかりか、阿久津のように間を置いて力を込めて話した。

 ツイッターでは視聴者が「他局のドラマっぽかった」「真犯人フラグにはまっているのか」「コージー(阿久津)の影響か」「どっちアナ」などと日テレドラマを連想して投稿。くしくも、「フラグ」で宮沢りえ演じる行方不明妻の名が「相良真帆」とあって、桑子アナとの〝共通点〟も浮かび上がった。