吉本新喜劇のGM(ゼネラルマネジャー)に就任した間寛平(72)が28日、大阪市の吉本興業本社で1回目となる「GM定例会見」を開催した。

 GMに就任し、座員と電話で約1時間話すなど積極にコミュニケーションを図っているという寛平は「若手が思ってることをはっきり言ってくれるから受け皿にならないと」とコメント。

 そうした要望に応えるため、なんばグランド花月(NGK)の地下にある「YES THEATER」で、若手座員育成のための「吉本新喜劇セカンドシアター」をスタートすると発表。4月8日にこけら落とし公演を行い、隔週金~日曜に公演を開催する。

 また、賞レースのファイナリストを育成していくことを目指すネタライブ「寛平GM杯争奪 ネタバトル」も行う予定。審査員について「(明石家)さんま、(桂)文枝、浜村淳さん…思ってるだけですよ」と笑った。

 寛平はかつて、新喜劇で行われた大改革プロジェクト「新喜劇やめよっカナ?キャンペーン」を振り返りながら「あの時を思い出しますよ。当時は島木譲二とかどんどん出てね。ああいうのが今はいてない。皆キャラが薄い」とポツリ。

 キャンペーン後に登場し、桂文枝の後を受けて「新婚さんいらっしゃい」の司会に抜てきされるまでになった藤井隆の名前を挙げ「ああいうのをつくらなあかん。あの当時は『フォー』言うてただけやったのが、今や文枝さんの後のメイン司会」と個性的な若手の台頭に期待した。