覚醒剤取締法違反(所持)の疑いで逮捕された元「KAT―TUN」田中聖容疑者(36)の直近の様子が明らかになった。逮捕数日前に出演した音楽ライブで、芸能マスコミやネット民を激しい口調でディスっていたという。

 24日に愛知県警に逮捕された田中容疑者は今月、愛知県内のライブハウスで行われた対バンライブに出演していた。対バンには8組ほどが出演。いずれも知名度が高いバンドというわけではなく、元ジャニーズアイドルは異彩を放っていた。

 田中容疑者はピエロ風メークと舌ピアス、ドクロの衣装で登場。与えられた時間は約30分で、近年の活動で十八番の一つとなっている元X JAPANのhideさんのヒット曲「ピンクスパイダー」(1998年)のカバーなどを超ハイテンションで過激に歌った。

「荒々しくシャウトし、ヘッドバンギングしていました。KAT―TUNに所属していたジャニーズ時代と全く異なるスタイルです」(関係者)

 MCでは「わざわざ千葉からおしゃべりしに来たんじゃないですよ。(他のバンドと)対決にし来たんですよ」「政治家でも宗教家でもないんで、演説する気なんかありません。音楽しに来たんですよ。(ライブに)休憩時間ないんで安心して死んで帰ってください」と会場をあおる。

 その後が〝見せ場〟だった。

 芸能マスコミやネット民に向けて「くだらねぇネットニュースとか匿名でしかゴチャゴチャ言えねぇバカはうるせぇんだよ!」とディスる。上半身裸になってタトゥーを披露し、「俺(のイメージ)を(報道で)作ってくれた大事なクソマスメディアに(歌を)送ります」と英語歌詞の曲を激しく歌った。

「田中容疑者はかねて芸能マスコミやネット民に強い不満を持っています。ただ、対バンライブで芸能マスコミやネット民を急にディスり始めるので、音楽を聞きに来た無関係の観客はポカンとするしかありません」(前同)

 田中容疑者をめぐっては、つい先日、違法賭博への関与疑惑が浮上。これにブチギレた同容疑者は、自身のユーチューブチャンネルで「たばこ吸わない、お酒飲まない、ギャンブルやらないっていう優良物件」と潔白を主張していた。

 それも逮捕によってすべてが「無」になってしまった。