25日放送の「バイキングMORE」(フジテレビ)で、覚醒剤取締法違反(所持)の疑いで逮捕された元KAT―TUNの田中聖容疑者(36)について専門家の意見を紹介した。

 警察によると先月30日、田中容疑者はライブに出演するために名古屋市内のビジネスホテルに宿泊。チェックアウトした翌日、ホテル側から「違法薬物と思われる白い結晶を発見した」と警察に通報があったという。宿泊記録や鑑識作業などから田中容疑者が浮上し、昨日、覚醒剤約0・164グラムを所持した疑いで名古屋市の路上で愛知県警に逮捕された。

 番組では専門家の意見を紹介。通報から逮捕までに1か月かかったことについて元埼玉県警捜査一課の佐々木成三氏は「チェックアウト後の押収のため田中容疑者のものと裏付けるのに時間がかかったのでは」と推測した。また所持していた約0・164グラムについて「営利目的ではなく自分で使用するのが目的とみられる量」とし、常習していたかどうかも今後の捜査のポイントになると指摘した。

 また法科学研究センターの雨宮正欣所長の「(0・164グラムは)通常の使用量の3~4回分に当たる量。持ち運びにはちょうどいい量で薬物の扱いに〝慣れ〟が見える」というコメントも紹介した。

 司会の坂上忍は「端から見てるぶんには男の先輩からかわいがられるような、いい感じのやんちゃぶりだなと思ってたんだけど。法を犯しちゃったとなると話かわってきちゃう」と話した。