〝ゆづか姫〟の愛称で知られる、ソーシャルメディアインフルエンサーの新藤加菜氏(28)が、新型コロナウイルスに感染したことを公表した。新藤氏は一昨年にも感染しており、今回で2度目。オミクロン株は感染力は強いものの、重症化率や致死率の低さから楽観ムードも漂っているが、新藤氏は「全然、軽症じゃない!」と警鐘を鳴らした。

 今月11日にのどの痛みが出たという新藤氏は翌日、病院で検査を受けたところ、陽性と診断された。

「マックスの発熱は37・3度だったが、体感としてはもっと出ている感じで、体の節々が痛い。なによりのどが痛くて、乾燥時のイガイガとリンパの腫れからくる、熱さみたいなものが同居している」

 オミクロン株の特徴である、のどの痛みが出て苦しんでいるという。

 新藤氏は、日本国内での第2波となった2020年8月にもコロナに感染した。当時は38度以上の発熱や味覚障害に苦しんだが、「前回は症状がバッと出て、すぐにひいて短期決戦型だった。今回は鼻水も出ていて、カゼっぽいカゼで、症状が長引きそうな感じがする」と、前回よりも症状的にはつらいという。
 
 世界中が新型コロナ禍に見舞われてから丸2年が経過したが、最近では新藤氏のように、2度目の感染に見舞われるケースも珍しくなくなってきている。海外では英国のチャールズ皇太子(73)、日本の芸能界ではかまいたちの山内健司(41)、モデルの石田ニコル(31)、Kis―My―Ft2の千賀健永(30)らが2度目の感染を公表した。

 新藤氏は昨年、2度のワクチン接種を済ませており、今回はいわゆるブレイクスルー感染となる。

「マスクはもちろんしているし、消毒液を持ち歩いて、わりと気を付けている方だった。カゼをひきやすい体質で、同じ年にインフルエンザA型とB型にかかったりもした。ウイルス性のカゼに弱い体質ではあるんですが…」

 感染経路は不明とあって、オミクロン株の感染力の高さを痛感させられた格好だ。

 今年に入ってからの第6波では感染者数は爆発的に増えたが、ここ最近は新規感染者数が頭打ちとなり、国内では「オミクロン株はただのカゼ」との安心ムードも漂っている。ただ2度感染した新藤氏は、コロナの怖さを味わった身として、そんな楽観的な見方に警鐘を鳴らす。

「オミクロン株は軽症と言われているが、誰ですか? 全然軽症じゃないです! 医学的には軽症かもしれないが、日常生活におけるつらさと、言葉のニュアンスが一致しない。オミクロン株はナメてかからない方がいい」と強く訴えた。