昨年のリベンジなるか? ピン芸人No.1決定戦「R―1グランプリ2022」準決勝が13日、都内で行われ、終了後に決勝戦(3月6日午後8時、フジテレビ系)進出者が発表された。

 31人で争われた準決勝を勝ち上がり、決勝進出を決めたのはkento fukaya、サツマカワRPG、「金の国」渡部おにぎり、ZAZY、吉住、お見送り芸人しんいち、寺田寛明の7人。これに決勝戦前日、準決勝進出者で行われる「復活ステージ」から勝ち上がった1人が加わり、決勝が争われる。

 決勝戦は、ファーストステージで点数の高かった2人がファイナルステージへと進出。それぞれネタを披露し、審査員による投票の多かった芸人が王者となる。

 ただ今年のR―1は〝正念場〟と見られている。昨年から出場資格が「芸歴10年以下」に変更され、大会名も「R―1ぐらんぷり」という平仮名表記からカタカナ表記に変更。さらにツイッターを用いた視聴者投票を導入するなど、生まれ変わった大会として再出発したのだが…。昨年の放送はトラブル続きで大きな批判を浴びたのだ。

 新たに導入した視聴者投票に不具合が生じたり、優勝したゆりやんレトリィバァのコメントが、ネタのリプレー映像で遮られるなどトラブル続出。ネット上から〝グダグダ〟と叩かれただけでなく、明石家さんまや有吉弘行らにも、その進行をネタにされた。

 そのあたりを意識したのか、会見で藤本竜平プロデューサーは「3月6日の決勝は、去年の反省も踏まえながらスタッフ一同、芸人さんが最も輝ける大会となるよう努力しております。どうぞよろしくお願いします」とあいさつ。今大会への並々ならぬ決意を示した。

 名誉挽回となるか?