やらせ疑惑の「冒険少年」バラエティー強調で危機脱出 番組関係者はホッ

2022年02月01日 05時15分

あばれる君(東スポWeb)
あばれる君(東スポWeb)

 文春オンラインで〝やらせ疑惑〟が報じられたTBS系「アイ・アム・冒険少年」の2時間SPが、1月31日に放送された。

 先月3日に放送された特番では、あばれる君が独力で島から脱出する企画を放送した。ところが放送の裏では、スタッフが船でいかだをけん引していた場面などを撮られてしまった。

 この日はやらせ疑惑が出てから初の放送。冒頭で「冒険少年は大自然を舞台に番組が設定した環境の中で、さまざまなミッションに全力で立ち向かう勇姿を楽しんで頂くアドベンチャーバラエティ」などと、番組のコンセプトについて強調するナレーションが流れた。

 今回は、川の近くに露天風呂を掘る「あばれる山」という企画を放送。作業中にはADが参加した場面などもあり、「スタッフが手伝って」「専門家に協力してもらい」というナレーションが何度も入った。独力ではないと強調した形だ。

 22日には番組公式サイトで「番組ファンの皆さまにはご心配をおかけしていますが、出演者の方々にはいつも真剣にロケに取り組んでいただいています。100%本気で挑戦するその姿を見て、ドキドキ・ワクワクしていただけたら幸いです」と説明。まるで番宣のような文章だった。

 その背景にはBPO(放送倫理・番組向上機構)の存在がある。14日に第167回放送倫理検証委員会が開催され、番組名こそ出ていないものの、誰にも分かる形で「冒険少年」が取り上げられた。

 議事録ではやらせ疑惑について賛否両論を併記した上で「『週刊誌報道をきっかけに、番組を見る人には筏は牽引されていることがあるということがわかってしまった。今後自浄作用が働くのではないか』『そういう番組作りだとわかって楽しんでいる視聴者も沢山いると思う。幻滅する人は見なくなるだろう。この番組の扱いに関しては、そうした視聴者の判断に委ねるべきだ』として議論を終えた」と締めくくっている。

 要は〝問題なし〟とされたのだ。「BPOで審議入りとならなかったことを受けて、番組やあばれる君が声明を出した。特に番組打ち切りなんて話も出ていない」(芸能プロ関係者)

 番組関係者はひと安心だ。

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