お笑いコンビ「爆笑問題」(太田光=56、田中裕二=57)の書道作品が31日に報道陣に公開された。

 爆笑の作品は所属の芸能事務所「タイタン」が運営するカルチャースクール「タイタンの学校」が開催中「第2回 タイタンの学校書道展」(2月1日まで)で展示&チャリティー販売される。

 会見では同スクールの太田光代理事長が出席した。田中は「猫」という字を書いたが、光代理事長は「田中さんはかっこつけなのでね。きちんと書いてあるんですが…。もうちょっとなにか付け加えても。完璧主義者なところがありますね」と解説。

 また太田は「笑って人類」という作品と「人間だけど」という〝オマージュ作品〟を書いたが、光代理事長は「太田はお父さんが書道家なんですが、その日によって字の感じが違うんですね。解読不能な時もあるんですね。過去に『実りゆく』と書いた時はまさにお父さんがおりてきたような感じでした」と話す。


「笑って人類」という字には「コロナ禍を打開することができずに丸2年ということで、憂鬱な気分が前提にある中で、世界中の人に対して『笑って』という意味があるんだと思います」(光代理事長)。

「人間だけど」には「パクリですね。許していただければ」と謝る。「笑って欲しかったんでしょうけど、中途半端ですね。本人のメンタルの方が心配ですね」と苦笑した。

 光代理事長は「爆笑と問題」という作品を揮毫。「2人のイメージです『面白いなあ』ということ『大変だなあ』ということが交互にやってくるんですね」と社長業の苦労を語った。

 作品の売り上げ(経費を差し引いた全額)を「人の命と健康、尊厳を守る協働プロジェクト」をタイタンと共に推進している「日本赤十字社」に寄付される。