昨年4月に亡くなったフィリップ王配の没後1年の行事が春に予定されているが、ヘンリー王子&メーガン妃が帰国せず、参列しないことになれば王族らは「安堵のため息」を漏らすだろうと英王室専門家が英紙サンに明かした。

 英王室専門誌「マジェスティ・マガジン」の編集長で王室伝記作家のイングリッド・スワード氏は、もしサセックス公爵夫妻がロンドンのウェストミンスター寺院で行われる予定の礼拝の儀に出席することになれば大騒動が起きると指摘。「これはフィリップ殿下をしのぶ礼拝であって、“ヘンリー&メーガン・ショー”ではない」と強調した。

 ただ、ヘンリー王子は自身や家族が帰国した際、費用は支払う用意があるとして警察による警護を要望したが、英政府が拒んだことから、「安全上の懸念」を理由に渡英はできないと主張。王子側は政府を訴える構えだと今週報じられた。

 サン紙によると、この問題についてエリザベス女王は「警護は政府の事案」だとして介入しない意向をヘンリー王子側に伝えた。

 また、王室評論家のフィル・ダンピアー氏は、ヘンリー王子一家が礼拝に参列しなくても何の驚きもないとした上で、警護問題は王子側にとって帰国を避ける「都合の良い言い訳」になるとした。

 一方でダンピアー氏は、「もしヘンリーが帰国すれば、それはそれで好感度につながる」とし、「帰国してもしなくても、どちらにしても批判されるなら、大好きな祖母のために帰国はあるかも知れない。ただし、メーガンが一緒に来るとしたら、それこそ驚きだ」と付け加えた。