俳優の谷原章介がMCを務める「めざまし8」(フジテレビ系)で18日、国際政治学者で山猫総合研究所代表の三浦瑠麗氏が、男子テニスの世界ランキング1位ノバク・ジョコビッチ(34=セルビア)が全豪オープン開催中のオーストラリアから国外退去を命じられた問題について言及した。
セルビアに帰国したジョコビッチについては、フランスのスポーツ省が5月開催の全仏オープンの出場についても許可されない可能性があるとの認識を示したとロイター通信が報じている。
三浦氏は「母国セルビアが彼を守ってあげなくてはいけない立場にあって、彼が母国の法律を破っている訳ではない。新型コロナの出口戦略として、どこかでワクチン接種しない人を含めて社会が包摂しなきゃいけない状況になる。それをいつするのかといえば2022年をおいてないと思う。先進国だけが効果の高いワクチンを独占してきた事実とか、実際にはワクチンを2回打ってもオミクロン株にはかかってしまうこと、これらを踏まえて、ジョコビッチさんがコロナにり患した経歴があって、ワクチンを打たないという判断をした時には守ってあげなくてはいけないだろう」と指摘。
続けて「誰に迷惑をかけているのかでいっても、2回打ってもかかるんだから入国を認めても対して実害はないだろうと私は思う。オーストラリア政府に対しては非常にヒステリックな反応だと思いますね」と見解を語った。
谷原はこれに「オーストラリアはゼロコロナではなくなって、国民のワクチン接種が進んでいる。実はり患したときに重症化のリスクが高いのは、ワクチンを打っていないジョコビッチさんの方かもしれない」と話した。