【北京五輪】新疆ウイグル産の中国代表ユニを巡る政府官僚の発言が物議 英紙報道

2022年01月13日 17時49分

北京五輪のロゴ(ロイター)
北京五輪のロゴ(ロイター)

 北京五輪で採用される新疆ウイグル自治区産の綿を使用した中国代表公式ユニホームを巡って、政府官僚が「新疆による北京五輪への〝貢献〟だ」と発言して物議を醸している。

 英紙「テレグラフ」は「来月の北京冬季五輪に参加する中国選手団が、新疆で生産した綿で作られたユニホームを着用する予定だ」と報道。中国の体育局の官僚である張氏が「新疆で生産された綿とラクダの毛を使って作られたスキーユニホームや手袋、帽子、耳栓など2000セットを超えるユニホームが北京に届く」としたうえで、中国紙「北京日報」に対して「新疆による北京冬季五輪への貢献だ」と語ったという。

 テレグラフ紙は「新疆綿が今回の五輪で米国や英国、オーストラリア、カナダ、日本、リトアニアなどが人権問題を理由に外交的ボイコットを引き起こした要因」と指摘しつつ「同時に、中国に愛国心を表現する象徴となっている」と分析。政府高官が新疆ウイグル自治区に対して愛国心を強制する〝貢ぎ物〟のような表現を使ったことに疑問を呈した。

 北京五輪を巡る人権問題がさらに波紋を呼びそうだ。

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