眞子さん結婚騒動の後遺症 皇位継承有識者会議が形骸化「国論を二分しかねない」

2022年01月13日 06時15分

めでたく夫婦になったが…(ロイター)
めでたく夫婦になったが…(ロイター)

 参院選の争点にはなりそうもない――。岸田文雄首相(64)は12日、安定的な皇位継承策を検討していた政府有識者会議(座長・清家篤元慶応義塾塾長)の答申を政府案として、国会に報告した。今後は与野党協議に場を移すが、各党は今夏の参院選を前に及び腰。いまだ秋篠宮の長女・眞子さんと小室圭さんの結婚騒動が、尾を引いているという。

 有識者会議が昨年12月にまとめた報告書では、女性皇族が婚姻後も皇室に残って身分を保持する案と、皇籍を離脱した旧宮家にある男系男子を皇族と養子縁組を可能とする案が示された。

 同会議での議論は3年前から求められていたが、始まったのは昨年3月と遅れたうえ、女性・女系天皇の是非など、皇位継承策や女性宮家の創設等は先送りされていた。

 昨年は眞子さんと小室さんの結婚問題で、ネット上では秋篠宮家へのバッシングが巻き起こり、天皇皇后両陛下の長女愛子さまが20歳になったのも相まって〝愛子天皇待望論〟も起きた。

「将来の皇室のあり方を議論する絶好のタイミングだったが、有識者会議は国論を二分しかねない女性、女系天皇の議論には踏み込まかった。皇室を巡る議論は国民のコンセンサスを得るのは難しく、参院選を控えるとあって国会での議論も避けられるでしょう」(皇室ウオッチャー)

 政府案を受け取った細田博之衆院議長は会見も見送り、談話を発表したのみ。各党協議に委ねたが、報告書への賛否はバラバラのうえ、「静かな環境の中で意見集約を進めたい」(自民党の茂木敏充幹事長)と、協議の形もどうなるか決まっていない。

 難解なテーマだけに、参院選どころか、4年以内に行われる次の衆院選までに結論が出るのかも不透明な状況だ。

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