NHK新人落語大賞の桂二葉が決意「〝女流〟という言葉を死語にしたい」

2022年01月12日 14時40分

左から桂小鯛、笑福亭仁智、桂二葉(東スポWeb)
左から桂小鯛、笑福亭仁智、桂二葉(東スポWeb)

 昨年の「第7回上方落語若手噺家グランプリ」優勝の桂小鯛(37)と、女性落語家として初めて「NHK新人落語大賞」を受賞した桂二葉(35)の「受賞記念ウイーク」が大阪市の天満天神繁昌亭で行われることになり、2人が12日、同所で会見を開いた。

 24~30日の1週間、昼席の中トリとして高座を務める小鯛は「うれしく思っております。いつも昼席に出る時は2番目なので、お客さんも暖まり切っていないことが多いし時間もないですが、中トリは時間もたっぷりある。いろんなネタができる。『時うどん』『動物園』の呪縛から逃れられる」と、若手の定番の前座ネタから解放されることを喜んだ。

 若手噺家グランプリ優勝については「昨年はNHKとグランプリの日程が近かった。グランプリを取って、お祝いの言葉をもらったんですが、NHKで負けて誰にも何も言われなくなった。短い天下でした」と〝三日天下〟を嘆いて笑わせた。

 そのNHKを制した二葉は受賞後、舞台の際や天神橋筋商店街を歩いていても「おめでとう」「良かったな」などと声をかけられることが増え、「『これ、やるわ』って居酒屋のポイントカードくれたり」と女性初の受賞効果は抜群のよう。

 続けて「それで自信につながって『私、イケてる』って高座に上がったら、こないだ絶句してしまいました。そういう失敗はあります。同じところで2回止まってもーて、前のおっちゃんに教えてもらいました」とオチを付けた。

 31日~2月6日までの受賞ウイークでは昼席のトリを務めるが「光栄なこと」ときっぱり。一門の大師匠の桂米朝さんが著書「落語と私」で、「女性落語家はなかなか生まれない。落語は男性仕様になっている」との趣旨を記していることについて「『女には女のやり方がある』みたいなことを書いてはったんですが、諸先輩方がもがいてきてくださった。私は男の人と同じやり方でやって(NHKに)勝てた。〝女流〟という言葉を死語にしたい。米朝師匠が今、生きてはったらどんなことを言うてくれはるのか。『どうですか?』って聞いてみたい」と目を輝かせた。

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