「カムカム」でジャズの巨匠・ナベサダが〝時代考証〟として存在感

2022年01月06日 12時45分

今から50年前の渡辺貞夫氏(東スポWeb)
今から50年前の渡辺貞夫氏(東スポWeb)

 6日放送されたNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第46話に、ジャズの巨匠・渡辺貞夫(88)の名前が前回に続いて登場。時代背景を浮かび上がらせている。

 1925年から100年にわたる女性3代のファミリーストーリーの同ドラマ。現在は2代目ヒロインを深津絵里が演じており、60年代に入っている。初代(上白石萌音)ではラジオが時代を表すアイテムだったが、2代目ではテレビがそれに代わり、ジャズ喫茶も舞台の1つとなった。

 6日は、ジャズのライブ会場で錠一郎(オダギリジョー)とトミー(早乙女太一)が交わす会話の中で、考え込むトミーが「渡辺貞夫や」と雑誌を見せ、錠一郎が「ナベサダさん?」と答える場面があり、トミーが「ついに渡米が決まったらしい」と続け、先を越された悔しさをあらわにするシーンがあった。

 世界的サックス奏者の渡辺は、本人ホームページによると62年に「米国ボストン・バークリー音楽院に入学」とあり、初渡米とみられる。同じカルテットにいたピアニスト秋吉敏子が既に渡米しており、「秋吉さんに次いでアメリカに行くのは俺と決めてたのに」と劇中でトミーは荒れていた。

 深津演じる「るい」の名は、亡父がジャズのレジェンド、ルイ・アームストロングにちなんでつけたとみられ、ジャズもドラマの重要アイテム。日本のジャズを語る上で欠かせないナベサダは、5日の45話でもレコード店内に「渡辺貞夫」と大きく記された張り紙が見られた。

 番組の公式ツイッターは「あっ、レコード店内に#渡辺貞夫さんのレコードが! #カムカムの音楽にも参加してくださっているサックスプレーヤー#ナベサダさんは、当時すでに注目を集める気鋭のジャズミュージシャンでした」と撮影セットを説明。

 渡辺のツイッターはこのツイートを紹介し「サウンドトラックで演奏した#朝ドラ#カムカムエヴリバディのレコード店でデビューアルバムが発売されてました。ドラマの時代背景作りにも役立っているようです」とつぶやいた。世界のナベサダは時代考証での重要な役割を果たしている。

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