野球評論家の張本勲氏(81)が26日にTBS系「サンデーモーニング」に出演し、年内で卒業が決まっているスポーツコーナーの23年間を振り返った。

 王貞治氏と一緒にスタジオ出演。「総喝」と題して張本氏の活躍ぶりを特集した。率直な〝喝〟は時に物議をかもすこともあった。2015年にサッカー選手の三浦知良が48歳1か月10日というJリーグ史上最年長ゴールを決めると、「カズファンには悪いけど、もうお辞めなさい。若い選手に席を譲ってやらないと」と指摘していた。

 当時、三浦は「もっと活躍しろ!と言われているんだな、と思いました。激励だと思って頑張ります」とコメント。張本氏も「あっぱれ上げてください。会ったことも話したこともない。どっかで会えばね食事はごちそうするから」と返事をしていた。

 さらに「総喝」にあたって、三浦からビデオメッセージまで。「これから張本さんの叱咤激励が聞けなくなると思うと、寂しいですけど、張本さんに早くお辞めなさいと言われないようにこれからも頑張りたいと思います」と話した。

 また、大相撲の間垣親方(白鵬)からもビデオメッセージが届いた。現役当時の白鵬に張本氏は「大あっぱれ」を送ったことがあった。間垣親方は「お疲れ様でした。落ち着いたらゴルフと食事をよろしくお願いします」と労った。

 特集を終えて張本氏は「思い出したらあっという間、楽しかったね。私はいい人生を送らせてもらった。こういう番組に出してもらったTBSには心から感謝しています」と話した。