千葉県知事選に白塗りメークで立候補していた婚活イベント会社社長の河合悠祐氏(40)が23日、埼玉県庁で記者会見し、来年夏の参院選埼玉選挙区(改選数4)に「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」(NHK党)公認での立候補を表明した。

 河合氏は千葉県知事選落選後、先の衆院選で埼玉3区からNHK党公認で立候補し、落選していた。元芸人で、ユーチューバーや歌手としても活動している河合氏は衆院選でNHK党から立候補することで「紅白歌合戦に出る夢がついえた」と話していたが、参院選でも同党公認で立候補予定となったことに「紅白歌合戦に出る夢が完全についえた。『ためしてガッテン』にも出られないので残念」と笑わせた。

 衆院選では、白塗りピエロに扮し、ミュージックビデオが流れる異例の政見放送が流れたが、参院選では180度方針転換。「これまではパフォーマンスしたり、名前を売ることに注力したが、まじめな感じでやろうかなと。参院選はNHK党にとって天王山。目の前の選挙を勝ち抜くことと全体の票を取ることに貢献したい」と話し、白塗りは封印。おもむろに黒縁丸メガネを取り出し、まじめ風を装うなど、イメチェンを図りたい考えだ。

「NHKは組織としては優れているし、(番組の)クオリティーも高いと思うが、どうしても受信料の取り方、営業手法のビジネスモデルは国民から支持されていない。そのままの組織であるのは健全ではないと言わざるをえない。憎くて言っているワケではなく、ベストなNHKになってもらいたいこそ言っている。愛を持って、参院選でNHK問題を訴えていければ」と意気込んだ。