21日に放送されたNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第37話の展開が目まぐるしく、SNSでは視聴者から「ジェットコースタードラマ」との指摘もなされている。

 三世代にわたる3人のヒロインが登場する同ドラマ。今週は上白石萌音演じる「安子編」が大詰めを迎えた。この日は、非情な通告と決別、涙の抱擁と別れ、〝失踪〟…と登場人物たちに変化が生じ、「その覚悟はできているんじゃろな」「出て行きゃええが」などと激しい言葉も飛び交い、ラストは安子が再び…。

 終了後に放送されている「あさイチ」恒例の朝ドラ受けで、MC陣の博多大吉が「濃厚な15分でしたね」と驚いた様子で語ると、鈴木奈穂子アナウンサーは「いや、すごい」。大吉は「朝の15分なんて、ボーッとするとあっという間に過ぎるのに、どんだけ詰め込んだのか…」と感心し、博多華丸は「ギューギュー」と同感していた。

 メロドラマ調の音楽に加え、暗めの照明が陰うつ感を醸しだす。昭和の新東宝映画のドロドロ愛憎劇を思わせる場面もあり、ツイッターでは「カムカムジェットコースター」「感情ジェットコースター」などと視聴者の受け止めが発信されている。