作家で僧侶の家田荘子氏が気になる人物に迫る「駆け込み寺」対談編。今回のゲストは靴職人でタレントの花田優一(26)だ。バッシングを浴びることも多い〝炎上男〟の本音とは――。
――ネットでは叩かれがちだ
花田 ネットのコメント欄は大荒れの悪口の嵐ですから(笑い)。
家田 叩きたくなるタイプなんでしょうか
花田 叩かれた時に「マスコミの人たちは反応すればするほどうれしいから。何があなたの勝利かと言うとずっと満面の笑みで生きてることよ」って言われて。確かにそうだなと思って。こっちが幸せであればマスコミも面白くないわけじゃないですか。笑って生きていようというのはあるんですけど。
――反響がないのとアンチでも反響があるのはどちらが
花田 ぼくは反響があった方がいいなと思います。逆に人気ばっかりでいってる人のほうが怖いだろうなって。だって引きずる所いっぱいあるから。逆にアンチしかいないような僕は上がるしかない。ぼくも小さい頃から記者さんで出入りする方が多かったので。今の記者さんと違って義理人情が深かったり、仁義の通し方も違ったと思う。今は忘れられた文化なのかなと思っちゃう。
家田 許すってことがかつてはあったんですよ。
花田 お互い出る側であったり、そういのを書かなきゃいけない仕事なんだろうなって心はあるから。何か近い存在で仕方なくだったら、許せるのかな。なので週刊誌の一番嫌な記事を書いた人に靴職人の弟子になってもらってその内容を今、連載してるんですよ。
家田 えー。マスコミを喜ばせるようなネタを提供をしてますね。
花田 たまたまですよ(笑い)。
(対談の模様はユーチューブ家田荘子チャンネルで配信中)
☆はなだ・ゆういち 1995年9月27日生まれ。靴職人の傍らタレント、アーティスト、俳優など幅広く活動。2017年10月に一般女性と結婚するも18年12月に離婚。