米「タイム」誌が選出する「アスリート・オブ・ザ・イヤー」に体操女子五輪金メダリストのシモーン・バイルス(米国)が選ばれたことに、あの男がかみついた。

 リオデジャネイロ五輪で4つの金メダルを獲得し、東京五輪でも活躍を期待されたバイルス。しかし、精神面での不調が起こり「心の健康を優先」し、団体決勝を途中棄権。その後、種目別の平均台で銅メダルを獲得した。勇気ある選択と、テニスの大坂なおみ(日清食品)と並び、アスリートのメンタルヘルスに焦点を当てたことで多くの人から称賛された。

 一方で、当時も今回の受賞でも批判が出た。当時から非難していた英国の名物司会者ピアース・モーガンは、ツイッターで「ばかげている。われわれはスポーツでの勝利を祝うべき。辞めることではなく」とツイート。さらに「団体で辞めて負けたのに、数日後の個人種目に間に合うように回復した人に『アスリート・オブ・ザ・イヤー』?」と疑問を呈した。

 モーガンはメーガン妃や大坂への批判急先鋒としても知られている人物。フォロワーからは「たまにはストレスを追い払って、誰かを祝福してみたら?」などと非難の声も上がっている。