演歌歌手・吉幾三がUSEN創立60周年記念特別表彰を受賞し10日、都内で行われた「USEN MUSIC AWARD 2021」の授賞式に出席。また歌手の氷川きよしが演歌・歌謡曲部門で1位となった。

 USEN創業60年の間で累計リクエスト1位に輝いたのが吉の歌う「雪國」だった。吉は「もともとは『だめよ~そこは~』というエッチな歌詞だったの。ディレクターがちゃんとした歌を作ろうよって言って出来た歌詞なんだよね。もともとは卑猥な歌でここでは言えない」と会場を爆笑させた。 

 来年は50周年を迎える吉は「いろんな人、いい人に出会えた50年でした。僕の人生は人との出会いからできた50周年で、大変お世話になりました」と涙を浮かべた。

 今年はコロナ禍だったため多くのコンサートが中止になった。「散々な1年だったよ」とぼやく吉は「とにかく仕事がないし、暇。時代劇しか見てなくて。松平健さんや里見浩太朗さんには申し訳ないけど、もう見飽きたよ」と“吉節”全開で爆笑をさらった。

 一方、今年1年を振り返った氷川は「充実した1年」だったという。同じくコロナ禍だったが「公演が少ない分、自分と向き合える時間が持てた」という。時間ができたことで「作詞をすることもできたし、どう生きていこうということも考えられた」と笑顔を見せた。