7日放送のTBS系「ひるおび!」では千葉県の公立病院が、コロナ患者の自宅療養者に治療薬として承認されていない抗ウイルス薬「アビガン」を処方していたニュースを取り上げた。

 千葉県・いすみ市の公立病院「いすみ医療センター」で、感染者が急増していた今年7月~8月にコロナの自宅療養者90人余りに治療薬として承認審査が続いている「アビガン」が処方されていた。アビガン臨床研究の一環で入院患者に処方が認められているが、自宅療養者に処方したことで厚労省などが問題視している。

 この問題について、弁護士の八代英輝氏は「私は批判する気にはなれない。患者さんとも同意書を取っていたし、7月~8月は有効な薬を模索していた時期ですから」と同病院の措置に理解を示した。

 これまでに健康被害などの報告はないという。