女優の宮沢りえ(48)、俳優の磯村勇斗(29)らが出演する舞台「泥人魚」(6日からシアターコクーンで上演)の一部が5日、報道陣に公開された。

「泥人魚」は2003年に「劇団唐組」により初演され、演劇賞を総ナメし、井上ひさし氏が絶賛した傑作戯曲。初演以来18年ぶりの上演となる。

 今回、出演者たちがコメントを寄せた。宮沢は「キャスト、スタッフのみんなが唐さんの戯曲を、言葉を握りしめ突き進んで来た稽古を経て、遂に皆さんの前でお披露目する時が来たことに緊張と興奮が溢れます。劇場という空間に観に来てくださった皆さんの心の中を泳げるよう、千秋楽まで心を震わせ惜しみなく頑張ります!」と意気込みを語った。

 磯村も「本番が始まってようやくこの作品が見えてくる気がします。もちろん、稽古場でお客様に楽しんでいただけるところまでは作り上げていますが、幕が上がったあとは皆さんと共に日々変化を遂げられる作品だと感じています。唐さんの世界とお客様の世界を繋ぐのが僕たちの役目なので見てくださる方の空気を感じながら出演者一同楽しんでお届けしたいと思います」とコメントを寄せている。