世界にその名をとどろかせる過激パフォーマンス集団「電撃ネットワーク」のリーダー・南部虎弾(70)の古希祝いイベントが28日、東京・六本木の「バーレスク東京」で行われた。

 長年の付き合いがある中村ゆうじが司会を務め、電撃ネットワークをはじめ、ほいけんたや、あやまんJAPANなど、10組のパフォーマーが芸を披露。古希祝いを大いに盛り上げた。 

 古希の感想を聞かれた南部は「あと10年たつと80ですからね。ただ、矢沢(永吉)さんを見ていると70いくつで、2時間のステージをあれだけ走り回ってやっているし、100歳越えている方が(およそ)8万7000人いる中で、ヨタヨタしている場合じゃない!」と意気込んだが、一方で衝撃の事実も…。

 コロナ禍が落ち着いていれば、誕生月の7月に古希祝いイベントを同所で行う予定だったが、実はこの時期に新型コロナウイルスに感染していたという。

 重度の糖尿病を患っていたことから「(7月に)低血糖で倒れて。救急車運ばれていろいろ検査したら、熱も味覚障害も何にもなかったんですけど、(医者から)コロナ陽性だって言われまして」。重症化の恐れもあったことから、2週間ほど入院した。

 現在の体調は良好で「昨日、病院で血管年齢を測ったら80歳だって。もうちょっと運動した方がいいと言われた」と笑う。ステージに上がった時の爆発力、パワーは衰え知らずだ。

 2014年には糖尿病をこじらせ、あわや左足切断の事態に。一昨年には腎臓移植手術も行った。まさに〝過激〟な道のりを乗り越え、70歳の節目に到達した南部はこう怪気炎を上げた。

「やれるんだったら100歳まで!ですね。また生まれてきたら電撃ネットワークをやりたいと思いますよ。とにかくお客さんを驚かせて、楽しませて…そういう新しいジャンルっていうのは続けたい」。まだまだ大暴れしてくれそうだ。