「演歌第7世代」で注目を集める青山新(21)、辰巳ゆうと(23)、新浜レオン(25)、二見颯一(23)、彩青(りゅうせい、19)の5人が一堂に会し27日、東京・千代田区の日経ホールで「我ら演歌第7世代! スペシャルコンサート」と銘打ったジョイントコンサートを開いた。

 お笑い界では若手芸人を中心とした「第7世代」がブームになっているが、演歌・歌謡界でも20代から30代で、デビューしてから5年以内の若手演歌歌手が「演歌第7世代」として注目されている。

 そんな第7世代の筆頭の5人が集まってのスペシャルコンサートで、会場には、約600人の熱烈なファンが詰めかける中、出演者全員で「明日があるさ」を歌ってオープニング。デビュー曲から辰巳が「下町純情」、二見が「哀愁峠」、新浜が「離さない 離さない」、彩青が「銀次郎 旅がらす」を歌唱した。さらに新曲から青山が「霧雨の夜は更ける」、彩青が「津軽三味線ひとり旅」、新浜が「さよならを決めたのなら」、二見が「夢情の酒」、辰巳が「誘われてエデン」を熱唱し、エンディングは全員で吉幾三の「酒よ・・・」、中森明菜の「DESIRE」を歌って全24曲のプログラムに幕を閉じた。


 青山は「演歌を同世代の人にも聴いてもらいたいと思っていますので、この若いメンバーでやることに意味があり、希望でいっぱいです」。新浜は「若手の皆さんと演歌・歌謡曲の歴史を引き継ぐことはもちろん、新しいことにもどんどん一緒にチャレンジして盛り上げていきたい」と意欲を見せた。

 一番年下の彩青は「この演歌第7世代で世界まで発信していこうと、この若い力で頑張りたいなと思っていますので、これからも自分自身の芸をさらに磨きながら一生懸命頑張りたい」と話した。