元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(52)が18日放送の読売テレビ系「ミヤネ屋」に出演。国会議員に支給される100万円の文書通信交通滞在費(文通費)」について、日割り支給に変更する方針で合意した立憲民主党の安住淳国対委員長について「全くセンスがない」と厳しく批判した。

 安住国対委員長は18日、自民党の高木毅国対委員長と会談し、臨時国会で日割り支給に変更する法改正を実現する方針で一致した。

 しかし、橋下氏は全く問題の解決にならないとし「重要なのは使い道を明らかにすること」と強調した上で「立憲は領収書を付けろと食いつくべきだった」と切って捨てた。

 その上で「これで合意なんて民意をつかむセンスがない」とあきれた口調で批判した。

 この問題は日本維新の会の新人議員・小野泰輔氏が、実質4時間で1か月分の文通費100万円を支払われたことに「普通認められない」と声をあげたことをキッカケに注目を集めた。

 一方では同会副代表で大阪府の吉村知事が6年前の10月1日に国会議員を辞職し、1日だけの任期だったにもかかわらず文通費を受領していたことが「ブーメラン」と指摘された。


 国会議員の文通費は現行制度上、領収書不要、精算不要という点が問題視されている。