2021年、超大型新人がすい星のように現れた。9月1日にデジタルシングル「Queen Bee」でデビューしたTAEKO(29)だ。16日に都内でお披露目ライブを開催した。

 卓越した歌唱力、幼少のころから続けてきたダンスを武器に、7月から有線で同曲が流れるとリクエストチャートを駆け上がり最高2位。「もちろん、うれしい気持ちはあったんですけど、不思議な気持ちでした」

 2018年には予選を勝ち抜き、ニューヨーク・アポロシアターで行われたアマチュアナイトで5位に輝いた。20代前半の時、フィリピンのセブ島に語学留学していた時、偶然アマチュアナイトの存在をインターネットで知ったことがキッカケ。応募があった時に単身、ニューヨークに飛び、予選を勝ち抜いた。「本選に出た時は、出られるんだと震えました」

 この日はデビュー曲のほか、先月リリースした「I’ll Be There」、アポロシアターで歌ったビヨンセの「Listen」の3曲を披露した。

 歌唱力、ダンス、存在感から〝和製ビヨンセ〟と称されている。ビヨンセのことを尊敬しており、すでに共演する時を見据えて、シチュエーションを〝妄想〟している。

「ビヨンセみたいになりたいです。妄想なんですけど、自分のライブにビヨンセがサプライズとかいって出てきても負けないように、成長していきたい」と力強く語った。

 もちろんTAEKOはまだデビューしたばかりで、ビヨンセと共演するまでには長い道のりがある。それでも今まで妄想と言われてもおかしくない夢を、努力を重ねてかなえてきただけに、いつか実現するかもしれない――。