無免許で人身事故を起こして書類送検された木下富美子都議(55)に対する質疑が18日の東京都議会で行われる予定だが、木下氏が出席するかどうかは不透明だ。都議会広報課担当者は16日午後2時の時点で「出欠に関して返事はありません」と話した。

 18日の議会運営委員会では2回の辞職勧告決議を無視している木下氏に対して、自民党、公明党、都民ファーストの会、日本共産党、立憲民主党の5会派が見解を問い質す予定。それぞれ10分の持ち時間となっている。インターネットでの中継も行われる予定で、木下氏にとっては〝公開処刑〟の場となりそうだ。

 しかし、現時点では木下氏から出席するという返事はない。「『来てください』という案内はしていますが、実は委員会の出欠に関しては欠席届のようなものは必要ありません。そういう制度がないのです。本人から出欠のアクションがない限りは当日にならないと出席するのか欠席するのか分かりません」(前出の担当者)

 このまま返事がないまま当日を迎えることもあり得るわけだ。質疑を行う都議らは木下氏の出席を前提に準備を進めているというが、どうなるかわからない。