第2次岸田内閣が本格始動した11日、自民党の各派閥で動きがあった。細田派は安倍晋三元首相が会長となって安倍派に変わり、竹下派は茂木敏充幹事長が会長に内定。そして落選した石原伸晃元幹事長は、石原派の会長辞任を表明した。

 石原氏の動向に気をもんでいるのがお笑い芸人のコラアゲンはいごうまん(52)だ。コラアゲンは、衆院選で石原氏に〝突撃〟し、「忘年会に呼んでください」と直訴して、石原氏から「呼びたいよ~」と返事をもらっていた。

 2人の関係は2017年に電車内で会ったのが最初。コラアゲンが芸人だと知った石原氏が「後援会の集まりでネタをやってくれたらなあ」とリップサービスをしたことをきっかけに、選挙のたびにコラアゲンは「いつ呼んでくれるんですか」と、石原氏に〝突撃〟していた。

 そんなコラアゲンに対しては「お前が突撃したから落選したんだ」との声が知人らから寄せられているが、「当選した吉田晴美さんと石原さんはめっちゃ票数が離れているんで、それはないでしょ!」と〝無実〟を訴える。

 もっとも石原氏への感謝の気持ちは誰よりも強い。「政治家としての資質は分かりませんが、石原さんには『ありがとう』しかありません。いっぱいネタにさせてもらいましたから」とニッコリ。

 絆も深まった。

「(東スポの)突撃の記事に書き込まれた、ヤフーのコメントを読んでいたら『どちらも潔く引退してください』などボロクソ書かれていました。閣僚経験者とともにボロクソに書かれるなんて、ますます絆が深まった気がしています」

 コラアゲンは今月22日に、東京・高円寺で行われる水道橋博士とジャーナリストの畠山理仁氏によるトークライブに参加。東京8区がテーマとなる予定だ。