休養を振り返った21歳の小林麻美「人間は何か仕事をしてなくちゃいけない」

2021年11月14日 10時00分

小林麻美(東スポWeb)
小林麻美(東スポWeb)

【今週の秘蔵フォト】圧倒的な美しさとプロポーションを誇り、独特のアンニュイなムードで1970年代から80年代にモデル・歌手として人気を集めたのが、小林麻美だ。

 70年にCMデビュー。71年にはTBS系「美人はいかが?」で初のドラマ出演を果たし、72年には「初恋のメロディー」でレコードデビュー。オリコンで18位を記録した。しかし過密スケジュールによる病気のため73年4月から約1年半休養する。翌年10月に「ある事情」で歌手として復帰。人気番組「マチャアキのガンバレ9時まで!!」でレギュラー出演を果たした。

 再出発を果たした当時21歳の小林は、74年12月24日に本紙のインタビューに応じている。後年の独特のムードはまだなく、元気な若さがはじけている。

「神経性胃潰瘍と肝炎が原因だったの。私、何でも内にこもっちゃうタイプなので、パーッと発散できないから。悩みがあっても人に相談しないで自分で解決しようとしたのがいけないみたい。それと不規則な睡眠と食事が重なって。それで胃と肝臓にきたんじゃないかしら」と笑顔で休養期間を振り返っている。

 さらには「人間は何か仕事をしてなくちゃいけないなと、休んでいる時に実感したの。そんな時にレコードの話があって、考えてみれば歌いたい歌があったなあ、と。コンサートを開きたいですね。私が一番歌いたい歌を歌ってそれを聴いてほしいの」とその後の活躍を予感させるように語っている。

 70年代後半には資生堂やパルコなどのCMで話題を呼び、女優としても活躍。84年には「雨音はショパンの調べ」が大ヒットとなり、日本武道館でもコンサートを行った。この時の夢がかなったわけだ。

 人気絶頂期の91年に結婚と同時に芸能界を引退。2016年には25年ぶりに芸能活動を再開した。アイドルとは別世界の80年代の不思議な美しさは今でも強烈に印象に残る。

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