コーラスグループ「敏いとうとハッピー&ブルー」でリードボーカルを務めたこともある歌手の宍戸マサルが「新☆(SHINSEI)敏いとうとハッピー&ブルー」を結成し9日、都内で24日に発売の新曲「昭和パラダイス」を披露した。

「新☆――」は宍戸が戦隊ヒーローを演じたことがきっかけで知り合った和田圭市、信達谷圭、土屋圭輔のほか、「ハッピー&ブルー」のメンバーだった田丸栄作とものまねタレントの佐藤文則の6人がメンバー。この日は新曲のほか、「敏いとう――」の代表曲でもある「星降る街角」を熱唱した。

 さらに、後輩グループの純烈がお祝いに駆け付けた。リーダーの酒井一圭が純烈を結成するにあたって、「星降る街角」の歌い方、振り付けなど宍戸から教えてもらったのが縁で、一時期は「宍戸マサル&純烈」でスーパー銭湯で活躍していたこともあるという。酒井は「僕たちが頑張れば、後輩のグループが出てくると思ったら、先輩のグループが出てきてしまった」と笑わせた。

 宍戸は「田丸さんから声を掛けられ、敏いとうさんからも頑張ってくれと後押しされた。純烈がムード歌謡を広げてくれたので、令和のムード歌謡を盛り上げたい」と意気込んだ。目指すところは「紅白」という宍戸。「星降る――」以外にも「わたし祈ってます」などヒット曲の多い「敏いとう――」だが、紅白出場はない。田丸は「いとうさんが3回断っちゃった」と当時のことを明かしたが、グループとして初の紅白出場を目標にしていく。