「乳首ドリル」をレゲエ音楽にしたレッドスパイダー・ジュニア 〝お笑いと音楽の融合〟の裏側

2021年11月08日 19時41分

インタビューに応じたレッドスパイダー・ジュニア(東スポWeb)
インタビューに応じたレッドスパイダー・ジュニア(東スポWeb)

 大阪を拠点に活動する人気レゲエセレクターのレッドスパイダー・ジュニアが11日にアルバム「変エルノ詩」をデジタルリリースする。現在の〝レゲエ界最重要人物〟の1人として知られるが、最近ではユーチューブチャンネル「ズンズンチャンネル」が大人気。レゲエ音楽の紹介はもちろん、吉本新喜劇の大人気ギャグ「乳首ドリル」をレゲエ音楽にしてしまった。そんなジュニアの「お笑いと音楽の融合」の裏側に迫った。

 ジュニアの「ズンズンチャンネル」で話題となったのが「乳首ドリルをレゲエに乗せてみた」という企画だった。吉本新喜劇で活躍する吉田裕の大人気ギャグ「乳首ドリルすな!」「ドリルせんのか~い!」をレゲエのリズムに乗せて曲にすると、驚がくの名曲となったため〝神回企画〟と称された。

「ユーチューブやる前に、新喜劇とコラボやらしてもらっていたんです。その流れでやったみたいな感じですね」とジュニアは経緯を明かす。

 本筋の音楽だけでなく、このバラエティー企画を行うことにはある意味も込められていた。

「レゲエってまた特殊で専門用語も多いし、けっこう浅くから深くまでいろんなタイプの曲がある。ライトユーザーが聞きやすくするのも大事なんかなと思います」

 現在バラエティー界を席巻しているお笑いコンビ「かまいたち」の山内健司もジュニアフリークとして知られる。

「山内君はずっとネタにしてくれてますね(笑い)。個人的にお笑いがめっちゃ好きなんですよ。かっこいいことは誰にでもできる。特に音楽では」と語り、さらにこう持論を続ける。

「ホンマの男前には、かっこよさでは負けるじゃないですか。だから、俺らは〝素〟で勝負するというか。演技せずに、自分らが『おもろい!』と思うことをやる人間が集まっているのかなと思います」

 この「おもろい!」という感覚はレゲエの本場であるジャマイカのアーティストに近い部分もあるそう。

「例えば『KENTY GROSS』っていうアーティストは、ホンマにあほな事や下ネタもするんです。でもそれはジャマイカに近いというか、本質に近い部分がある」

 もちろん、音楽活動には誇りを持っている。アルバム「変エルノ詩」から先行公開された曲「麻の中の蓬(よもぎ)」は亡くなった事務所の先代社長への思いを表現したもので、客演にはMINMIや三木道三(現・DOZAN11)も参加。公開から1週間で20万回再生を突破した。

「大阪で音楽やるってまだまだ不利な面も多い。でも、めちゃくちゃタレントはそろってます。もっと発信していかないといけないと思ってます」と、レゲエ界発展を願う。

 最後は「ユーチューブだけではレゲエの面白さは分からない。1回、だまされたと思って現場(ライブ)に来てみてください。20年以上、現場主義でやってきましたから。絶対にハメます!」と呼びかけた。

☆レッドスパイダー・ジュニア 大阪府出身。1995年に活動開始し、レゲエセレクター(曲をかける人)として日本武道館ワンマン公演を実現させるなど、レゲエ界で不動の地位を築いている。アルバム「変エルノ詩」は所属事務所「カエルスタジオ」に所属するディージェイ(Dee Jay=歌い手)のAPOLLO、KENTY GROSS、NATURAL WEAPONとの4人で制作。芸能界でもファンが多い。

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