宮城5区から自民党公認で出馬したが落選した元タレントの森下千里氏(40)が報道陣の取材に応じ、敗戦の弁を述べた。

 開票後の8時2分に立憲民主党の安住淳国対委員長(59)の当選確実の速報が流れると選挙事務所に集まった支援者からは大きな溜息が漏れた。

 その後、森下氏は紺色のスーツ姿で選挙事務所を訪れ支援者に挨拶をした。森下氏は挨拶冒頭で「このような結果で大変残念であります。当然相手の方がお強かったというのもございますし、自分の努力不足が一番あるかなと思います」と完敗を認めた。続けて「とはいえ、まだ比例区のほうもありますので待たせていただきたと思います」と復活当選に望みを託すことになった。

 報道陣から選挙戦を振り返ってどんな戦いだったかと問われると数秒沈黙し「みなさんに感謝と思いがとても強くなった選挙戦でした。みなさんに支えていただいたことが大変あったので申し訳ないと思っております」と声を震わせた。

 比例区での復活当選について「祈るしかないと思っています」と前を向いた。