衆院選が31日投開票され、大阪5区に無所属で立候補した籠池諄子氏(64)は落選した。

 籠池氏は自身が生まれ育ち、父・森友寛氏が塚本幼稚園を創立した場所でもある思い出の地から立候補。公約に「森友問題の真相究明」「司法改革」などを掲げ、夫の泰典氏や家族、関係者らの支援を得て「手作りの選挙態勢」で12日間を戦った。

 森友問題で安倍・菅政権を批判し、関係がこじれてしまっているが、籠池夫妻は今も変わらぬ保守主義者で、自民党の熱烈な支持者でもある。自公連立で公明党候補者との競合を避ける自民党の対応に疑問を呈し、公明党批判も繰り出したが、強固な牙城は崩せなかった。