衆院選が31日投開票され、新潟5区に無所属で立候補した元新潟県知事の米山隆一氏(54)は当選確実となった。米山氏は昨年結婚した作家でタレントの室井佑月氏(51)と二人三脚で選挙戦に望み、無所属ながら奇跡ともいえる当選につなげた。

 同区は自民党の泉田裕彦元県知事(59)、無所属の森民夫前長岡市長(72)との三つどもえ。米山氏は県知事時代の2018年に女性問題で辞職し、政治家として再起の道は絶たれたかと思いきや、昨年室井氏と結婚。再チャレンジで衆院選に臨んでいた。

「声援を受け、アドレナリンが出まくっている」という室井氏が全面バックアップし、米山の女性問題で失脚した過去もぶっちゃけ、室井氏見たさで人が集まった。妻の奮闘、野党共闘候補として燃えた米山氏は与党批判で支持を集めた。