衆院選(31日投開票)の最終日となった30日、東京・秋葉原駅前で行われた「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」(NHK党)の街頭演説に実業家のホリエモンこと堀江貴文氏(49)が登壇し、熱弁を振るった。

 立花孝志党首(54)が演説しているところに登場した堀江氏は「NHKをぶっ壊す!」のポーズを披露。「立花さんはイロモノだと思っていたが、違った。ただのNHKの職員のおっさんが、参院議員まで登りつめた。全然、知名度ないところからやっている」と目を細めた。

 さらに「トランプがアメリカ大統領になる時代。僕も腰を抜かしかけたが、世界はスマホとSNSで変わった。イギリスのジョンソン首相もそう」と時代の変化を力説し、「ワンチャン、NHK党に入れていくと面白いことが起きるかもしれない。ほかの政党だったら今まで通り」と訴えた。

 堀江氏は衆院選の政見放送に立花氏と出演し、街頭演説会には3回参加した。同選には比例九州ブロックに秘書の斉藤健一郎氏(40)が立候補している。当選した暁には堀江氏が「秘書になる」と明言こそしているが、選挙に出るつもりはないとしている。

 それでも立花氏は「堀江さんは参院選に出るつもり満々だと思う。明らかに本人はそのモードに入っている。僕がビックリするくらい前のめりになっている」と来年の参院選での立候補に向け、確かな手応えを感じていた。