ヘンリー王子&メーガン妃がツイッターを使った組織的なヘイト攻撃の対象になっていることが解析サービスの調査報告書で明らかになった。米紙ワシントン・ポストが27日報じた。

 同紙によると、インターネット解析サービス「ボット・センチネル」がヘンリー王子夫妻に関する約11万4000ツイートを検証したところ、悪意のあるツイートの約70%が83件のアカウントからの発信だった。また、これらのアカウントは計18万7000人以上のフォロワーを持ち、最大1700万人のツイッターユーザーに影響を及ぼす可能性があるとしている。

 報告書は、悪意のあるツイートの中には人種差別用語を暗号化したものもあったと指摘。これはメーガン妃が黒人とのハーフであることへの差別的ツイートで、夫妻へのヘイト攻撃のうち、8割は同妃に向けられたものだった。

 ボット・センチネルのクリストファー・ボウジー代表は、ほとんどのヘイトツイートが“人の手によるもの”で、“ボット”と呼ばれる一定のタスクを自動化したプログラムによるツイートはほぼ発見できなかったという。

 同紙はツイッター社がこの報告を受け、指摘されたアカウントのうち4件を規約違反として即時凍結したと伝えた。