29日に最終回を迎えるNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」のロケ地となった宮城県気仙沼市が、ZOZO創業者で実業家の前澤友作氏が募集していた「ふるさと納税10億円」企画に応募した。その理由はみんなでUFOを見るためだというから驚きだ。

 前澤氏はツイッターで「自治体募集、今年はふるさと納税10億円寄付します」と表明。これに対し、複数の自治体が名乗りを上げている。気仙沼市も26日に市長が応募した。

 応募するにあたって、いくつかの課題が出ていた。「観光における課題」について、気仙沼市は「UFOを見るためにNHK『おかえりモネ』視聴者多数が気仙沼大島の亀山に来訪するも、標高235mの山頂アクセス手段が未整備であること(東日本大震災でリフトが被災)」と回答。同ドラマでは主人公らが亀山山頂でUFOを呼ぶ回想シーンが流れたこともあり、UFOを見るために多くの観光客が訪れているのだ。

 その上で「あなたの地域ならではのスペシャルな体験」を問われた気仙沼市は「NHK認定!? 日本で唯一の“UFO観測スポット”気仙沼大島『亀山山頂』」とした。できれば宇宙船をイメージしたもので山頂へのアクセス手段を整備したい意向だ。

 新著「宇宙人革命」を著したUFO研究家の竹本良氏はこう語る。

「UFOの話題がメジャーになることは喜ばしいことです。また、ふるさと納税で前澤氏が10億もの金額を投じるというのは、宇宙好きで派手好みの前澤氏が考えそうなことで愉快ですね。気仙沼市になれば、UFOによる地域おこしのチャンスです」と話す。

 UFOはもはや見るだけではない。民間人が次々に宇宙に行く時代になりつつあり、商売相手になるのかもしれない。竹本氏は「UFOや宇宙人に関わる産業はこれからますます発展します。地域おこしどころか、開国ならぬ開星時代であり、米国では57種類のエイリアンが確認されているそうです。前澤さんにはエイリアンとの交易を期待しましょう」と期待している。