倍賞美津子32歳「監督にほめられたら何でもやっちゃう」大女優の貫禄

2021年10月31日 10時00分

倍賞美津子(東スポWeb)
倍賞美津子(東スポWeb)

 【今週の秘蔵フォト】11月22日で75歳の誕生日を迎える倍賞美津子は、今なお現役の大女優として最前線で活躍を続けている。10月1日に公開された東日本大震災から復興に向かう仙台市内を舞台にした社会派ミステリー映画「護られなかった者たちへ」(主演・佐藤健)では、80歳のたくましい老婆役を好演した。

 4~5月にはWOWOWプライムで放送された連続ドラマ「川のほとりで」で小泉今日子らと共演。コミカルかつシリアスにホームレスの女性を演じた。2020年は「糸」、19年は「母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った」といった様々なジャンルの映画に出演。高齢役が増えたが、圧巻の存在感を発揮し続けている。

 1978年6月28日には本紙のインタビューに応じ、仕事に忙殺される現状を語っている。舞台から映画までフル回転を見せ、高倉健主演の「冬の華」、時代劇大作「雲霧仁左衛門」など映画とドラマ合計3本に出演していた。翌年には今村昌平監督の名作「復讐するは我にあり」でブルーリボン賞助演女優賞を獲得。まさに絶頂期だった。

「ここのところ仕事が忙しくて。私は仕事は掛け持ちはしないタイプなんですけど、ここへきて3本掛け持ちしてしまいました。ちょっと疲れ気味です」と笑顔で語った。

 62年に松竹音楽舞踊学校に入学して65年に松竹歌劇団に入団。67年に姉の倍賞千恵子と「純情二重奏」で共演。71年にはアントニオ猪木氏と結婚して大きな話題を呼んだ(88年に離婚)。今考えても世紀の大カップルだった。

 その後も黒澤明監督「影武者」(80年)、今村監督「楢山節考」(83年)などの名作に出演。時代が変わっても13年には大ヒットドラマ「半沢直樹」で注目を集めた。「監督にほれられたら何でもやっちゃうという気持ちになっちゃう」。日本を代表する大女優の貫禄は変わらないままだ。

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