衆院選(31日投開票)で「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」(NHK党)の街頭演説が26日、東京・新橋駅前で行われ、立花孝志党首(54)と実業家のホリエモンこと堀江貴文氏(48)が登壇した。

 堀江氏はこの2日間、NHK党の政見放送に出演し、「NHKをぶっ壊す!」ポーズを披露し、吹っ切れたかのようだったが、街頭演説でもキレキレで立花氏とポーズを決めた。

「なぜNHK党が面白いのか。ベンチャー政党で意思決定が速いし、やれることは何でもやる。党名も節操なく変えていくし、目立てることをする。日本は世界で一番意思決定が遅い国」と堀江氏は目を細めた。

 2005年の衆院選に立候補しているが、以後、各選挙で候補者を通じ、〝選挙ハック〟を模索。立花氏の手法こそがようやくお眼鏡にかなったともいえる。
 
 堀江氏はこう他党をぶった切る。

「立憲民主党のダメさ加減はみなさんわかっていると思う。立憲民主党の政治家の方々が全員悪いとはいわない。能力ある方もいるが、党全体としては自民党の2軍以下。日本維新の会は考え方が近くて、吉村さん(洋文・大阪府知事)は割と評価していたが、コロナ対策でうーんとなった。コロナ騒動は首長の能力の差をまざまざとみせつけた。小池百合子さん(都知事)とかひどかった」とバッサリだ。

 その上で「変えられる可能性があるところにベットしておいた方がいい。SNSの時代以前と以後で変わった。2013年前後くらいで、オールド・ポリティックスとニュー・ポリティックス(NP)になった。日本でNPでやっているのはNHK党だけ」と力説していた。