カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業をめぐる汚職事件で9月に実刑判決を受け、控訴中の秋元司前衆議院議員が19日、ツイッターに「今回の出馬見送りについて」と題し、衆院選不出馬の理由をつづった文書を投稿した。

 秋元氏は「皆様にお支え頂き、お育て頂き、17年間。地元江東区、日本の発展の為、全力で活動して参りました」と振り返り「人生本当に何が自分の身に降りかかってくるか分かりません。私が事件に巻き込まれ、自民党に迷惑をかける訳にはいかないと自ら離党しました」とここまでの経緯を説明。

 また、離党後は無所属での出馬準備は進めていたが、自民党が東京15区で2人の推薦候補が決定し「私は、これまでの政治活動は自民党議員としての活動であり、政党政治を信条としてきました。よって、自民党員と戦うことは本意ではなく、これまでの活動を否定することに繋がります」と出馬をせざるを得なくなった理由を説明した。

 今後については「政治活動は変わらず行う中で、二審は、無罪になると思われますが、裁判を終わらせ党への復党を果たし次回に向け準備をして参ります」と決意をつづっっている。