籠池夫妻がSOS! 次期衆院選(19日公示、31日投開票)への出馬を表明した「学校法人」森友学園元職員の籠池諄子氏(64)が、出馬できるか微妙な状況になってきた。

 生まれ育った大阪・塚本の地が含まれる大阪5区からの出馬を表明した籠池氏は、公約に司法改革や拉致問題の進展、そして森友問題の再調査を強く掲げる。先日の出馬会見では「私のようなオバチャンでも選挙で答えを出せたら。出る限りは勝ちたい。勝ちがい、負けがいのある選挙をしたい」と意気込んだ。

 やる気満々の籠池氏だが、報道陣の間では「本当に選挙に出れるのか?」と、心配の声が出ている。理由はおカネだ。

 衆院選で小選挙区に立候補するには300万円の供託金が必要。それだけでなく、さらに数百万程度の〝軍資金〟が必要となるのは間違いない。だが森友学園が運営する塚本幼稚園も休園措置が取られている状況とあって、「供託金が払えないのでは」とみられているのだ。

 資金面について、夫の泰典氏は会見で「選挙に出馬するのも最近決めたこと。持ち金というものは…蓄えはない。ボランティアや協力者の方々に募って対応せざるを得ないと思っている。政党の応援があるような選挙事務所も用意できないかもしれないし、手作りの選挙態勢になると思う」と告白。「市民がタニマチです」と選挙活動を支援してくれる強力な〝スポンサー〟の存在を求めた。
 
 会見後は夫妻のユーチューブチャンネルで「選挙費用のお願い」とカンパを訴えたが、籠池氏は「なかなか集まらないですけど、私はやると決めたら何でもやるんです。それでダメなら、神様がやめておけと言っているんだと思います」。思いは通じるか――。