教育評論家の尾木直樹氏(74)が14日、ブログで子どもの危機を訴えた。

 尾木氏は「これは大変ですーー【子どもたちが壊れそうになっています】猶予はありません!特に小学生をなんとか支えないとーーつまり そのママたちの生活を支えないと このままじゃ息苦しい子どもたちが真っ先に壊れますーー潰れます」と現在、コロナ禍で母親たちが経済的・精神的な問題を抱え、それが子どもたちの心に直撃している状況を訴えた。

 コロナ禍でマスク生活を強いられ、自由に遊べない、会話も運動もできない子どもたちの心の問題を危惧する声もあるが、尾木氏は現状をかなり危機的な状況だと指摘している。

 さらに「町田市の小6女児の学校配布タブレット端末によるいじめ書き込みを悩み自殺したと見られている事件は、コロナ禍におけるネットいじめ増大の象徴かも知れません!」と昨年11月、東京都町田市の小6女児の自殺した事件に触れながら「警察発表では 小中高生の昨年度の自殺者は 前年度より100人近く多い【507人】も!!尋常じゃない事態ですーー」と小中高生の自殺者の増加していることに危機感をあらわにした。

 現在は経済の回復が最重要問題とされるが尾木氏は「学校も家庭も社会も『子どもたちを忘れないでーー』叫びたい気持ちでいっぱいですーー」と訴えた。