秋篠宮家の長女・眞子さま(29)と小室圭さん(29)が今月26日に入籍することになった。ただし、一般の結納に当たる「納采の儀」などの関連行事は一切行わず、皇籍離脱の際に支払われる一時金約1億5000万円も眞子さまの意向を受けて、見送られる。

「これは春先から眞子さまのご意向を汲んで進められてきたものです。一時金辞退もペナルティーではなく、眞子さまが国民感情を考慮し、早々と決めていたこと。すべて眞子さまのご要望に沿ったカタチです」とは宮内庁関係者。

 1日の宮内庁の会見では眞子さまが複雑性PTSD(心的外傷後ストレス障害)と診断されたことも明かされた。会見に同席した秋山剛・NTT東日本関東病院品質保証室長によると、眞子さまは2018~19年ごろからバッシングにより、人間としての尊厳が踏みにじられていると感じるようになったという。恐怖がフラッシュバックすることもあり「幸福感を感じるのが難しい状態にある」とした。

 これも眞子さまの事前了承なしに公表することは不可能だ。結果的に物議を醸すことになってしまったが、眞子さまとしては何とかして現状を打破したい思いがあったのだろう。

 他方で宮内庁も眞子さまの要望をすべて受け入れた上で、結婚話をまとめようと必死だった。タイムリミットがあったからだ。

 それは天皇皇后両陛下の長女・愛子さまのお誕生日。12月1日に愛子さまは20歳を迎え、成人皇族としてますます公務に励まれることになる。

「大変おめでたい日で、これまでの誕生日とは意味合いがまるで違う。言い方は悪いですが、宮内庁としては、そこから再スタートを切るという気持ち。12月1日までに眞子さまの問題をクリアにしておきたい部分があった」(皇室ライター)

 眞子さまは入籍後、パスポートを取得し、小室さんが生活する米国に旅立つ見込み。一部報道によれば、父親の秋篠宮殿下の誕生日である11月30日よりも前に出国したい意向を示しているという。

「秋篠宮殿下は毎年誕生日に会見を行いますが、それまでに眞子さまは皇室を離れ、米国に移っている可能性がある。最後まで両親との〝距離感〟を感じずにはいられません」(同)

 皇室を振り返る上で、一連の騒動が「黒歴史」として刻まれなければいいが…。