国政政党「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」(NHK党)の立花孝志党首(54)が1日、自身のユーチューブチャンネルを更新し、都民ファーストの会が発表した国政新党について、言及した。

 小池百合子都知事(69)が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」は1日、国政新党設立の会見を3日に行うと発表した。小池氏の関与は不明だが、会見には都民ファの代表を務める荒木千陽都議(39)が出席を予定している。

 立花氏は「5人以上の国会議員を集めて、届け出しないと国政政党の設立はできない。既に都民Fとして、国政政党の設立を行うということで5人のメドはたっていると思われる。その5人って誰だ?」と予想した。

 小池氏と親交が深く、新党設立に動いていた前埼玉県知事の上田清参院議員(73)、前回の衆院選で「希望の党」から当選した無所属の柿沢未途衆院議員(50)、同じく元希望の井上一徳衆院議員(59)らの名前を挙げた。

 さらに立花氏は「国民民主党が人気がない。小池新党に移動する人も出てくるのでは。また自民党の総裁選で河野太郎さんが負けてしまった。石破茂さんや小泉進次郎さんとかは冷遇される。自民党の現職の中から、くら替えする人が出てくるのではないか。特に比例単独で下の人。立憲民主党からも出てくる」と選挙前で当選が危うい議員らが小池新党に流れるとみる。

 さらに前回の衆院選の希望の党のようなうねりを起こす可能性については「(新党結成は)遅いんじゃないかと思うが、小池さんは選挙に強い。小池さん自らが出たらチャンスはある。東京9区に立候補して、また緑の旋風を起こす可能性はゼロじゃない。立候補すれば何十人という単位の議員が誕生するし、自民党を割り、国民民主党を吸収してしまう大きな勢力になる」と小池氏が立候補するか否かがカギとした。

 立花氏はかねて衆院選では、小池氏が仕掛けてくると予想していたとあって「小池さんが直接か間接かわからないが、出てくるのはワクワクする」と大政局に発展する動きを期待した。