中国事情に詳しい評論家の石平氏(59)が29日、ツイッターを更新。自民党総裁選で岸田文雄前政調会長(64)が河野太郎行革相(58)との決選投票を制し、新総裁に選出されたことについて言及した。

 かねて高市早苗前総務相への支持を表明してきた石平氏は、岸田新総裁が誕生したことについて「『最善、次善、最悪』という三つの結果のうちの『次善』である。『河野政権』の誕生という悪夢の結果が免れたのは何よりもの幸いであろう」と感想をつづった。

 石平氏にとって「次善」の結果に終わったが、「ご本人が選挙公約として掲げた『総裁任期内の会見』や『人権問題総理補佐官』の新設などはぜひ実現してほしい。そして自由世界の最大の敵中国に対しては、毅然とした姿勢を貫き高度な外交戦略を展開してもらいたい」と、岸田氏に要望することも忘れなかった。

 一方で、高市氏は決戦投票には進めなかったが、1回目の投票で188票を獲得した。

 石平氏は「今回の総裁選で、日本にとっての一番良い結果は高市さんの著しい台頭である。総裁選に出た当時は一部から泡沫候補扱いされ、国民全体での知名度もイマイチであったが、今やそのきちんとした国家観と政策理念と政策能力が多くの人々に認知され、今後の日本を担っていくニューリーダーの一人となった」と躍進に満足げだった。