混戦の自民党総裁選は29日に投開票される。立候補したのは、河野太郎行政改革担当相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行の4人。初めて女性議員が複数人立候補するなど注目が集まっている。そこで本紙は、ものまね芸人でスピリストのゆうたろう(51)に総裁選と日本の将来を占ってもらった。日本の未来にふさわしいリーダーは果たして誰なのか――。

 ゆうたろうは俳優・石原裕次郎さんのものまね芸人として有名ながら、芸人になる前からタロット占いなどで人々の悩みを解決してきた“スピリスト”としての顔も持つ。対面での鑑定のほか、コロナ禍に対応した電話鑑定や楽天占いオンラインリモート鑑定、オンラインサロンなどを実施中だ。

 本紙は昨年9月に行われた総裁選の際にも、ゆうたろうに占ってもらった。その際は菅義偉首相の当選を的中させ、スピリストの実力を発揮した。それだけに今回の総裁選の占いにも期待がかかる。

 ゆうたろうはオリジナルのカードに念を送り、、4人分のカードを並べた。

「なるほど。今回の総裁選は河野太郎さんが当選するのではないでしょうか」(ゆうたろう)

 河野氏を占うカードには、正義を表す文字が記されていた。

「河野さんの政治のスタイルには少し強引なところもありますが、今の日本にはそれくらいのパワーを持ったリーダーが必要とされています。占いの結果を見ても、河野さんは、強いリーダーシップと正義感をもって、中立的に物事を考えることができるとハッキリ出ています」

 次期総裁=首相に強いリーダーシップが求められるのには理由がある。

「新型コロナウイルスが世界中で流行する中、日本はワクチンの供給などの部分で世界から大きく後れを取りました。日本はもともと情報に弱い国でもあります。そうした中で起きたコロナの流行に日本は混乱している状態です。その結果、今の日本は活力が失われてしまっています。だから、強いリーダーシップと正義感を持った人が先頭に立たなくてはいけない。“自粛警察”などコロナ禍では偏った正義感を押し付けようとする人もいますが、河野さんなら中立な立場で考え、判断することができるでしょう」

 総裁選は河野氏を含め三つどもえといわれているが、ライバルの岸田氏、高市氏のカードはどう出たのか。

「岸田さんはとてもまじめな方で縁の下の力持ちタイプ。リーダーというよりかは、インフラ整備など、よどんでいるところを整理するような仕事で国に貢献していくと思います。高市さんは頭が良くて独特な感性を持っている方です。世間一般的な感覚とかけ離れている部分もあり、そういったところがマイナスに出てしまっています。総裁選で当選するチャンスはゼロではないですが、河野さんの方が圧倒的に強く出ています」

 一度“敗北宣言”を出したが、撤回した野田氏について、ゆうたろうは「野田さんは自身の運気はすごく良い時期なのですが、出馬するタイミングがあまり良くなかったように思われます。しかし、今回の立候補は今後の活躍に必ずプラスになるでしょう」と指摘した。

 菅首相の後任となる第27代総裁=第100代首相が活力を失った日本をどれだけ立て直せるか、注目が集まる。