秋篠宮家の長女眞子さま(29)と来月にも結婚する小室圭さん(29)が、すっかり〝時の人〟となっている。帰国して2週間の隔離生活を送った後は、来月上旬に予定される記者会見、入籍、再渡米と話題がめじろ押しで〝メディアジャック〟は続く。これが解散総選挙を控える政治日程とモロかぶりしてしまい、永田町は悲喜こもごもの声が上がっている――。

「小室さんは自民党をアシストするために日程を組んでいるんじゃないか? もうトップニュースは連日、新首相と小室さんで埋め尽くされる」

 こうグチるのは野党関係者だ。それも無理はない。小室さんは帰国後、2週間の隔離期間を経て、来月10日過ぎに眞子さまと2人で記者会見に臨むとみられる。

 会見を終えれば、22日までの間に入籍する手はずとなる。来月23日に30歳の誕生日を迎える眞子さまは、「20代のうちに結婚したい」との思いがあるとされ、コロナ禍や反対世論がある中でも入籍する手はずが進められてきた。

 入籍後は結婚式を行わない予定で、眞子さまは〝小室姓〟でのパスポート発行などの諸手続きを経て、年内に渡米する予定だ。野党関係者が嘆くのは、これらの日程が政治日程と重なっているためだ。

 自民党の総裁選は今月29日投開票で、新総裁が決まる。10月4日に菅義偉首相の後継を選ぶ臨時国会が召集され、新しい首相が組閣して新内閣が発足する。

「10月21日に衆院の任期満了となり、総選挙になる。野党は、新首相や新閣僚のスキャンダルや資質で〝あら探し〟したいので、予算委員会の開催を要求していますが、与党側は所信表明演説、代表質問を行った後にさっさと解散する運び。衆院選は早ければ10月26日公示、11月7日投開票の日程が有力視されています」(永田町関係者)

 現在のテレビやネットの話題は総裁選一色。野党がいくら総裁選の候補者らのウイークポイントを叫んでも〝無視〟されている状況だ。そこに〝小室フィーバー〟が追い打ちをかける。帰国直前の小室さんがロン毛姿だったことがフジテレビでスクープ報道されると、他局も尻に火がついてTBS、日本テレビが次々と小室さんを直撃。メディアスクラムとなっている。

 小室さんは帰国後、隔離期間中の10月5日に誕生日を迎え、隔離が解けた後は眞子さまと3年ぶりに再会する。海外メディアから「ロミオとジュリエット」と評される2人は会見と前後して、秋篠宮殿下や紀子さまと面会の許可が下りるのか、入籍後も新婚生活の様子など注目を集め続けることになる。

「与党としては新首相誕生のご祝儀で支持率回復が期待でき、コロナの感染者数も減少傾向で緊急事態宣言が解除され、衆院選に盤石の構えです。小室さんがワイドショーやメディアで扱われ、野党の話題がかき消されるのは好都合でしょう。唯一の懸念は小室さん問題で、国民感情を逆なでしかねない失言をする議員が出ることですが、この問題に関しては与党議員はほぼスルーしているから」(同関係者)

 国民の関心事となっていた皇籍離脱時の一時金約1億5000万円も支給をめぐっても、政府は眞子さまの辞退の意思を尊重し「法的に可能」との見解を近く示す方針だ。

 野党はなんとか新首相、新内閣に攻撃したいが、報道は小室さん問題一色となりそう。付け入るスキがなくなりそうな雲行きだ。