26日の放送で最終回を迎えるテレビ朝日系の長寿クイズ番組「パネルクイズ アタック25」(26日午後0時55分=ABCテレビ制作)の最終回収録がこのほど行われ、司会を務める俳優・谷原章介(49)が心境を語った。

 1時間スペシャルの最終回は「史上最強のチャンピオン決定戦!」と銘打ち、事前にこれまでの出場者延べ9000人以上の中から過去にトップ賞を獲得した人限定で予選会を実施。史上最高難度の問題が出されるなか、東日本、西日本から6名ずつ計12名の精鋭がスタジオに集結した。

 さらに、そこから東日本ブロックの代表6名と西日本ブロックの代表6名に分かれ、4問先取の早押しの予選ラウンドを開催。勝ち抜いた2名ずつが決勝ラウンドに進む。

 収録を終えた谷原は「実感がわかないですね」と話しつつ、「最後は、泣いている出場者の方もいました。(予選ラウンド敗退者が座る)応援席からもすすり泣きが聞こえました。そんなに皆さんに愛された番組に携わらせていただけたことは本当に幸せでした」と胸を張った。

 これまでの出演者や視聴者に向けては「本当に感謝しかないです。視聴者の方が見てくださって、出たいと思ってくださって、多くの方が参加されてきたことで繋がったこの46年余り。本当に感謝の気持ちでいっぱいですし、同時に僕のところでバトンを次に渡せなかったことに申し訳ない思いもあります」と、故児玉清さん、ABCテレビの浦川泰幸アナウンサーとつないできた司会のバトンが自身で途切れてしまったことには悔しさもにじませた。

 それでも、「最後は本当に素晴らしい大会になったと思いますので、是非とも皆さんに番組をご覧いただき、見届けてもらいたいと思います」と、全2280回放送の長寿番組の最終回をしっかりとアピールした。