落語協会は22日、漫才コンビ「ホームラン」の勘太郎(本名・岡本善陽=おかもと・よしはる)さんが18日午前0時に死去したことを明らかにした。66歳だった。通夜・告別式は近親者のみで執り行われた。

 勘太郎さんは広島県出身で1975年に小野ヤスシさん(2012年に72歳で死去)に弟子入り。82年4月、三波伸介さん(82年12月に52歳で死去)の弟子のたにし(71)と「ホームラン」を結成した。

 漫才協会のホームページによると、ホームランはテレビ番組「お笑いスター誕生」、映画「シベリア超特急3」のほか、ラジオ番組やCMなどに出演。「30代から100才まで、理屈抜きで楽しめるコンビ。漫才、コント、お芝居、司会と何でもOK!!」とPRポイントを挙げていた。

 ホームランについては2014年、ナイツが当時本紙に連載していたコラムで2人を紹介。塙宣之が「普通の漫才も面白いんですけど、最近勘太郎師匠が最後の5分ぐらい歌うようになったんですよ。しかも、それが韓国の歌。すげえウケて、今鉄板ですよ」と明かしていた。