国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長(67)による相変わらずの〝五輪ファースト〟ぶりに、一部から不満の声が上がっている。

 IOCは17日、新型コロナウイルス感染症対策を施した上で、約5か月後に迫った北京五輪を開催する意向を表明。バッハ会長は「パンデミックは収束していないが、冬季五輪を全員にとって安心・安全な大会にするための努力は惜しまない」などとコメントし、参加者へ東京五輪と同様に、コロナワクチンを提供する考えを示した。

 ただ、東京五輪時には、閉幕後に銀座を散策。選手は観光目的の外出を禁止されており、競技を終えてから48時間以内に帰国しなければならない中での〝銀ブラ〟に多方面から批判が相次いでいた。

 そのため、北京五輪の実施に自信をのぞかせたバッハ会長に対して、ネット上では「もちろんオンラインだよね? 北京にも行くとか言い出さないでくれよ? ドイツから出るな」「発言が相変わらず軽いですね」「北京五輪不参加が1番安全」などの意見が飛び出している。

 北京五輪まで残された時間は少ないが、バッハ会長の言葉通り〝安心・安全〟の大会を迎えることはできるのだろうか。